CONCEPT

個性をたのしみ、文化をかさねる酒

1675年の創業以来、月の桂は単に“うまいもの”ではなく、
酒の底味のような深さと広がりを追求してきました。

酒造りの醍醐味 悠々として急げ 安穏をえらばない そこにとどまろうとしない
季節感と個性を尊ぶところからきている それが月の桂の姿です。
デジタル化が進み年中酒造りを行うことも当たり前ですが、
昔も今も厳冬期のみの仕込みです。
お米も水も、自然の由来の“生きた”もの。
そのときどきの個性を生かした自然の味の幅広さこそ酒の「たのしみ」と捉え、
月の桂だけの世界、唯一無二で在るものを求めてきました。

また、酒造りは人間の感性なくしてはなしえません。
だからこそ手造りにこだわり、酒そのものに加えてその周りにある酒器や料理、
伝統行事、芸術など幅広く酒と文化の関わりに注目し、
嗜みとしての酒を大事にしてきました。

京都伏見の酒蔵としての伝統を守りながらも誰もがそうしてきたことには とどまらず
世間に流されない、型破りな酒を目指します。